富山県介護福祉士会は、介護福祉士の職能団体として介護福祉士の職業倫理の向上、介護福祉に関する専門的教育及び研究を通してその専門性を高め、介護福祉士の資質の向上と介護に関する基礎知識、技術の普及を図り、更に県民の福祉の増進に寄与することを目的として活動しています。
現在、介護福祉士は1987年に成立した「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づき、全国で130万人余がいます。その中で、富山県介護福祉士会には、現在2,175名の会員が活躍しています。
また、平成4年12月より任意団体として運営してきましたが、平成21年2月には一般社団法人富山県介護福祉士会となり、新たな組織として衣替えを果たしました。
富山県介護福祉士会は平成4年12月、当時97名の有志により設立し、現在2,175名の会員を有するまでになりました。設立以来、多くの関係者のご支援を賜りながら、会員の資質向上や県民の福祉に寄与するためのさまざまな活動に取り組んできました。とりわけ、介護保険制度の導入により介護のプロである私たちへの期待は大きいものがあります。一方で、専門職としての資質が問われる時代といえます。
富山県介護福祉士会はこれまで以上に要介護者及び家族のニーズに的確に応える専門職の養成に努めてまいります。
会長 舟田 伸司
舟田 伸司
石田 修一
中島 理美
城村 篤志
萩中 博幸
林 奈津子
荒山 浩子
村田 香生里
飯田 圭路
水島 誠
水島 徹
岩河 さゆり
吉田 千春
藤山 洋樹
中村 千春
瀧田 淳
長太 達也
土田 竜太
村端 香里
松原 良子
山田 麗子
1995年11月17日宣言
前文
私たち介護福祉士は、介護福祉ニーズを有するすべての人々が、住み慣れた地域において安心して老いることができ、そして暮らし続けていくことのできる社会の実現を願っています。
そのため、私たち日本介護福祉士会は、一人ひとりの心豊かな暮らしを支える介護福祉の専門職として、ここに倫理綱領を定め、自らの専門的知識・技術及び倫理的自覚をもって最善の介護福祉サービスの提供に努めます。
(利用者本位、自立支援)
1.介護福祉士はすべての人々の基本的人権を擁護し、一人ひとりの住民が心豊かな暮らしと老後が送れるよう利用者本位の立場から自己決定を最大限尊重し、自立に向けた介護福祉サービスを提供していきます。
(専門的サービスの提供)
2.介護福祉士は、常に専門的知識・技術の研鑚に励むとともに、豊かな感性と的確な判断力を培い、深い洞察力をもって専門的サービスの提供に努めます。
また、介護福祉士は、介護福祉サービスの質的向上に努め、自己の実施した介護福祉サービスについては、常に専門職としての責任を負います。
(プライバシーの保護)
3.介護福祉士は、プライバシーを保護するため、職務上知り得た個人の情報を守ります。
(総合的サービスの提供と積極的な連携、協力)
4.介護福祉士は、利用者に最適なサービスを総合的に提供していくため、福祉、医療、保健その他関連する業務に従事する者と積極的な連携を図り、協力して行動します。
(利用者ニーズの代弁)
5.介護福祉士は、暮らしを支える視点から利用者の真のニーズを受けとめ、それを代弁していくことも重要な役割であると確認したうえで、考え、行動します。
(地域福祉の推進)
6.介護福祉士は、地域において生じる介護問題を解決していくために、専門職として常に積極的な態度で住民と接し、介護問題に対する深い理解が得られるよう努めるとともに、その介護力の強化に協力していきます。
(後継者の育成)
7.介護福祉士は、すべての人々が将来にわたり安心して質の高い介護を受ける権利を享受できるよう、介護福祉士に関する教育水準の向上と後継者の育成に力を注ぎます。